カラオケ行こ!

やっと観れましたー!

 

movies.kadokawa.co.jp

 

笑えて泣けて、いい映画だった―!

設定はちょっとあり得ないけど、日常風景のとの交わり方が絶妙でした。

 

綾野狂児はちゃんと怖そうなヤクザなんだけど、中学生を車で家の近くまで送ってあげたうえで「心配だから」家に着いたらLINEするように言う常識人なのか人たらしなのかというバランスが最高にいとおしいです。

 

斎藤聡実くんは、お顔立ちが和山やま先生の絵柄にマッチしていてすごい。

数年後同じものをまた作ろうとしたとき、きっと彼は成長してもっとうまくなっているのだろうけど、もう思春期の揺れをまとうことはできないでしょう。

 

脇を固めるキャストたちもいいですよね。

映画を見る部のあの子の不思議な感じ、気になります。

組長もなんだかお茶目で、組織としてはいい感じですよね、祭林組。

代理の先生の「愛」の話が当初はまったく響かなかったのに、最終的に「愛じゃん…」となる構成、見事でした。

 

あと、お父さんが選んでくる傘のセンスな。

息子が気に入ってなさそうなのを察して明らかにしょんぼりしちゃうところがかわいい。

 

「女の園の星」の雰囲気を思うと、今回の映画は心の声の部分をずいぶん整理されたのだろうとすいそくできるのですが、モノローグ自体があまりにも漫画的ですからね。

観客が神の視点になりすぎない分、キャストの表情などから読んでいく必要がありますが、置いていかれるストレスなく見れました。

 

鑑賞後は鼻歌が見事に「紅」に染まりました。

 

 

結局原作は試し読み以外未読だったので、近いうちに読みたいなと思います。

そんで、もう一回観たい!