「聞き手感覚」で伝える

最近、立て続けに人前で話をする機会がありました。

普段作らないパワポ資料を作成したり、それに沿った「これだけは言うぞ」メモを用意してみたり、慣れないなりに準備をして挑みました。

 

無事に終わったというだけでも祝杯をあげたい気持ちなのですが、ふとした時に「良かったよ」って声をかけていただけたりもしました。

ひとりではなく、複数人。

そして、いつもお話しする人だけでなく、普段そこまで交流がない方からも。

 

正直、とても嬉しいです。

 

「慣れてるな、と思いました」

「こういう(人前で話す)お仕事されてるんですか?」

なんて言葉もいただいたりして驚きました。

いつも向かい合っているのはパソコンだし、話すことがなければ黙ってます。

 

音声残してたのがあるので聞いてみたのですが「えー」とか「はい」みたいな隙間埋めようと必死な感じもあるし、滑舌もペタペタしてて恥ずかしい感じでした。

どこにそういう要素を感じられたのか、自分では見当もつきません。

 

ただ、人前で話す人たちをたくさん見てきたな、という自覚はあります。

 

大学の講義や外部のセミナーなど、私よりはるかに大勢の人に向けて話をする先生方。

授業の内容はもちろんのこと、話し方にもやっぱり個性が出ますよね。

特別誰かを意識したわけではなかったけれど、面白いな、上手いな、と思った記憶ってどこかに定着しているのかもしれません。

メディアとか特に顕著で、実際目の前にはいないけれど、この話を聞いている人の姿を意識しているかは分かります。

 

自然に育まれた「聞き手感覚」がもしかしたら役に立ったのかもしれません。

 

大学院では人前で発表する機会も増えそうなので、このタイミングで少し苦手意識を和らいだのはラッキーだなと思いました。

 

同時に、良かったよと伝えてくれる聞き手に恵まれたという幸運も感じました。

授業後に先生にご挨拶するタイミングや、授業アンケートなどで、良いと思った事柄はしっかり伝えようと思いました。

 

最近、質問することには意識を向けていたのだけれど、良かったを伝えることも実践していきたいですね。

 

そういえば、質問するようにしたのも、質問内容を褒められて嬉しかったからだったな。

単純ですが、嬉しいことは自分で止めずに、バトンタッチしていきたいですね。