最近自分の経歴を振り返ったりする機会がありました。
その時に、ふと「今ストレングス・ファインダーを受けたらどうなるんだろう?」と思って、過去の結果を振り返ってみました。
当時noteに書いた記事がありましたので、ここに供養しておきます。
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あなたは『ストレングス・ファインダー』を知っていますか?
簡単に言うと、自分の長所を見つけられる手段でして、『クリフトンストレングス・テスト』という177問の質問に直感的に(1問につき20秒の制限時間があります)答えていくことで、34種類の資質を特に強い資質から順に並べて教えてくれます。
書籍についているシリアルコードは上位5位のみしか表示されませんが、バージョンアップ(有料)することですべての資質のランキングを見ることもできます。
実をいうと、私はこれを2回受けました。
もちろん一回やれば十分なテストなんですけれども、1問だけ制限時間内に答えられなかったんですね。
1/177問ぐらいならあんまり影響ないだろうとは思っていたのですが、今回朝渋KNOCKの講義の関係でテストを受けるチャンスがあり、再チャレンジすることになりました。今度こそ全部答えるぞ!と177問に挑んできました。
また1問答えられんかった……
自分で自分にガッカリしましたよ。とほほ…
ちなみに1回目は「次へ」のクリックがうまくできていなくてページが遷移せず時間切れ。2回目は選択肢のクリックがうまくいかず時間切れ。
全体的に和訳の独特な感じから何を聞きたいのか読み取るのに時間をかけてしまいがちなのもあり、コンプリートならず。
でも同じ上位資質5つのテストを2回受けられたことで見えた部分もあったので、記念に記事にしておきたいと思います。
2回のストレングスファインダーの結果
1回目は2020年1月23日、2回目は同年2月27日に受けています。約1カ月での変化もお楽しみください。177問もあるので、質問の内容なんて覚えているはずもなく、どちらもフラットな気持ちで受けていると思います。答えられなかった質問の内容も覚えておらず、回答がどう影響するかの分析は全くできる状況ではありません、悪しからず。
●1回目 2020年1月23日
1.慎重さ(実行力)
2.収集心(戦略的思考力)
3.内省(戦略的思考力)
4.学習欲(戦略的思考力)
5.責任感(実行力)
●2回目 2020年2月27日
1.慎重さ(実行力)
2.調和性(人間関係構築力)
3.収集心(戦略的思考力)
4.内省(戦略的思考力)
5.責任感(実行力)
慎重さ・収集心・内省・責任感は共通してトップ5に入ってきています。1回目では4位だった学習欲に代わり2回目では調和性が2位に躍り出ました。面白いことに調和性は1回目ではまるで該当がなかった人間関係構築力の領域にある資質です。
ストレングス・ファインダーの34の資質は4の領域に大別されています。
実行力:物事を成し遂げるのに役立つ資質→自分の目的に向かって行動できる人
影響力:主導権を握り、はっきりと意見を表明し、確実に他の人の耳を傾けさせるのに役立つ資質→人を巻き込む力がある人
人間関係構築力:チームを団結させる強力な人間関係を構築するのに役立つ資質→誰かのために動ける人
戦略的思考力:情報を取り入れ、分析し、より適切な判断を下すのに役立つ資質→一人の時間を持ち、じっくり考えることが必要な人
矢印の前はギャロップ社の解説から、後は私の解釈です。
全部をまんべんなくできる人はそうおらず、どこかしら偏っているものだと思います。34の資質が明らかになればまた違うのでしょうが、私は実行力と戦略的思考力という、どちらかというと自分に向いた力を多く持っているようです。
それでは、各資質をもう少し詳しく見ていきましょう。
慎重さ(実行力)
1回目:1位 2回目:1位
「慎重さ」の資質が高い人は、決定や選択を行うときに細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。
たぶんコイツのせいです。ストレングス・ファインダーに向いていないのは。
せっかく自分を知る機会だからなるべく正確な情報が知りたいから、質問を熟読してしまうし、クリックが甘い気がしてももう一度「次へ」ボタンを押すことで二重アクセスのエラーが出て失敗するのが嫌だし、選択に迷う中決めるのが苦手だからクリックが間に合わなかったんだーーー!!
収集心(戦略的思考力)
1回目:2位 2回目:3位
「収集心」の資質が高い人は、収集や蓄積を必要とします。その対象には、情報、アイデア、人工物だけでなく、人間関係も含まれる場合があります。
私は新しい推しができたら、まずは事務所の公式ページから見ます!
めちゃくちゃオタクみがある資質だと思いませんか? オタクこの資質持ってる人多そうな気がするんですけど、どうでしょう?
あと、前に書いた「検索グセ」なんかもここからきている気がします。
内省(戦略的思考力)
1回目:3位 2回目:4位
「内省」の資質が高い人は、知的な活動に多くの時間を費やします。内省的で、知的な議論が好きです。
知的な活動、という言い方はどうか分かりませんが、朝渋に興味を持ったのはこの資質が影響しているのかもしれません。読書自体は苦ではないので、本を読むきっかけとゆるやかな締切をくれるKNOCKの活動は肌に合っているようです。
最近「何者かになりたい」と悩んでいる人が多いと聞きますが、私はどちらかというと「今ここに存在している自分が何者なのか」を知りたいと思っていて、現在地が分からないから未来を設定できないというのが私の根本的な悩みなので、来月末、KNOCK卒業時にはちょっとでも解決しているといいなと思っています。
責任感(実行力)
1回目:5位 2回目:5位
「責任感」の資質が高い人は、一度やると言ったことに対して、心理的に責任意識を持ちます。正直さや忠実さなどの普遍的価値を大切にしています。
KNOCKのチームメンバーから「課題(推薦)図書を読んでnoteも書くのすごいね」と言ってもらうことがありました。以前書いたとおり、私はKNOCKの活動の中で「発信すること」を自分の中の課題と決めていて、今回もその一環として書いています。
ただ、この資質が強いぶん「口に出したらやらなきゃいけない」と思ってしまい、目標設定が苦手だったり、読書は好きだけど「読むと決めたのに読めていない」事実を突きつけられるので、積読にはストレスを感じがちです。
学習欲(戦略的思考力)
1回目:4位 2回目:圏外(6位以下)
「学習欲」の資質が高い人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
たしかに「良くなりたい」みたいな気持ちは人一倍ある気がします。ただ、「結果よりも学習すること自体に意義を見出します」というところに、大成しなさそうな雰囲気を感じてしまいます。
学んだら生かそうな、自分よ……
調和性(人間関係構築力)
1回目:圏外(6位以下) 2回目:2位
「調和性」の資質が高い人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。
ケンカは極力避けたいタイプです。本当は全然違うと理解はしているのですが、どちらかの主張を正しいと認めなければならないという点でケンカと議論の違いを上手く見いだせないため、学生時代からミーティングも苦手でした。
「異なる意見でも一致する点を探ります」というところはできている自覚はありませんが、理想的だとは思います。
躍進の「調和性」と消えた「学習欲」
さて、1カ月で変わった点と言えばこの2つです。
ストレングス・ファインダーは直感で答えていくため本質を突きやすくはありますが、同時にその時の気分や状況にまったく左右されないとも言い切れないんじゃないかというのが、私が考えるこの差の生まれた経緯だと思います。
この1カ月で何があったのかを振り返ってみると、なんとなくその理由が見えてきました。
-原因① 朝渋KNOCKの活動⇒親和性UP
本格的な活動がはじまったのは1月18日。その後一度チームでモーニングを楽しんだりはしましたが、まだ関係性の構築段階でした。
会社と家の往復だと同じ人とばかり過ごしがちですが、ここで新しい人間関係が生まれたため、「人間関係構築力」を発揮する必要が出てきました。テストを受けた23日時点では、結果に影響するほど資質が発揮されていなかったのだと思います。
また、講義を受ける中で新しい考え方を受け取る機会が増えました。良いことは極力素直に取り入れたいですし、こうしてアウトプットをするために自分の言葉にしていく中で「聞いただけ」よりは「定着した」状態に近づいていき、結果的に他者を受け入れる余地が増えたのかもしれません。
-原因② 簿記2級の受験⇒学習欲DOWN
昨年11月に簿記3級を取得できたので、どうせならこの勢いで2級に挑戦しよう!と考え、2月23日の試験を受けてきました。結果はまだわからないのですが、とりあえず目指していたものが終わり、一段落したところです。
簿記に挑戦する前はいい年して世間知らずなのでは?という謎の焦りがあって、何かをモノにしようと躍起になっていた気がします。1月の時点でも3級が取れているんだから落ち着けよって感じですが、なんとなく2級じゃないと履歴書に書けないという考えがあり、まだ足りない!と燃えていたのでした。
現在は結果は別として、とりあえず試験に向かって学んだという事実を得たことになります。それ以外にも、上で書いたとおりKNOCKの講義で新しいことを知る流れも出来上がり、「学び」が以前よりぐっと身近になりました。つまり、学習欲についてはある程度満たされてしまった可能性があります。
そのため、優先順位が落ちてしまったのでしょう。
-原因③ 答えられなかった質問たち⇒順位の変動
この影響は極めて少ないと考えられますが、念のため。
ストレングス・ファインダーは177問の質問に答えていくことで、どんどん優先順位がつけられた結果だと考えられます。なので、もし私がうまく答えられなかった質問が、順位を決定づける一問だったら…もっと言えば、その回答が先々の質問に影響を与えるものだとしたら――何かが変わっている可能性はありますよね。
34の資質すべてを知りたいけれど…
そんなこんなで、本当は全部の結果を見るために課金して、その結果をもとにnoteも書きたいな、なんて思っていたのですが、今この状態でそれをすべきなのか悩んでおります。
はい、慎重さと責任感の狭間のできあがり!どっちも実行力の領域なくせして私の行動を抑制してきますね!
1問くらい気にしなければいいのかもしれませんが、2つが微妙に違う結果なのもあってどっちにお金を払うか?問題も無視できません。どっちも気軽にバージョンアップできちゃうほどの余裕もないのがつらいところ。うーむ…
(2020年に書いていたnote(閉鎖済)より転載)
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過去の結果を踏まえて現状を自己判断すると、学習欲はかなり満たしてあげているつもりだけど、まだまだ満足できていない感じかな。
内省はまだ入ってくると思うし、オタクは収集心から逃れられないのでは…と考えると1回目の結果の方が近そうな気がします。
最近はMBTIの方がよく聞かれますが、ストレングス・ファインダーもなかなか面白いですよ!